技術士業務

当社はソフトウエアの会社ですが、技術士事務所（情報工学部門）としての機能を有しています。

ご挨拶

　代表の私が2023年3月に登録し、この度、技術士（情報工学部門）という立場での業務を開始致しました。私が起業し、企業内技術士として勤務する日本ビジュアルサイエンス株式会社は、ソフトウエア・システム開発/販売と共に受託解析の業務も手掛けてまいりましたが、改めて国家資格のもとで、お客様と公益のために、エンジニアリングおよび技術コンサルの業務を一層、充実させてまいります。私共の専門性や技能がお役に立てそうな機会がございましたら、是非、お声がけください。

令和5年春　

日本ビジュアルサイエンス株式会社
代表取締役 滝 克彦
技術士（情報工学部門）

日本技術士会 登録グループ
科学技術鑑定センター 所属

プロフィール→

当職および弊社の専門性

• 技術士二次試験の科目は「コンピュータ工学」を選択し、「専門とする事項」には「可視化 画像解析 リバースエンジニアリング」と記入しました。端的に申し上げると、これが私の専門分野、本業はソフト屋です。
• もう少し、詳しくご説明致します。イメージング装置や3D計測器から得られた画像データや三次元情報を処理するソフトウエア技術、またこの分野のソフトウエアを用いた可視化や画像解析、デジタルエンジニアリングを専門としております。
• 右は、技術の連携を表した図で、当該技術の範囲を表しています。
• X線CTやFIB SEMといった分析装置を用いて、工業製品、材料、生体等をイメージング（撮像）すると、断層画像一式（ボリュームデータ）が得られます。3Dスキャナでは、点群・ポリゴンといったデータが得られます。ソフトウエアの技術を用いると、このような三次元データを対象や目的に応じて様々に可視化・計測・解析・評価・解釈・定量化・変換することができます。
• こういったイメージング/計測技術は、一般の方々には馴染みが薄いかもしれませんが、ものづくりや科学研究の現場では、三次元構造の解析/計測、内部品質の評価、検査、故障解析等を目的として、近年、広く用いられるようになっています。
• リバースエンジニアリングとは、広義では機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウエアを解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査する「通常の設計・製造とは逆の業務フロー」を意味します。近年、X線CTや3Dスキャナで計測した現物の三次元データを活用する試みが活発になっており、この分野では、計測系のデジタルデータをCAD, CAE, Rapid Prototyping などの技術と連携させ、設計・製造・検査等で役立てる技術を指す用語として理解されています。
• ここまでお読み頂いてお気付きになる通り、私共は一般の方々の生活には、ほぼ無縁なニッチな事業をしております。しかし、先端的な産業や科学技術、普遍的な人々の生活 両方と間接的には、つながりがあり、必要な人には必要な技術であるため、普及し、ビジネスが成立している訳です。
• ほかにも専門として謳うことが可能な技術分野が考えられますが、需要を鑑みて、今後だんだんと業務範囲とサービスを拡充していくつもりです。

特長と強み

©士業娘

なるほど。言いたいことは一応、分かったわ。では、「弱み」は何かしら？

人数が少ないため、多くのお仕事を同時にお引き受けできない場合があります。繁忙な状況で、ご所望の期限内に業務を終える目途が立たない場合は、お待ち頂くか、ご依頼をお断りせざるを得ない場合があり得ます。どうかご了承ください。

秘密保持について

• 技術士は、その根拠法（技術士法）において、罰則付きの秘密保持義務が課されています。当職においても、勿論このルールに従い、お客様の情報やデータやご相談内容は当初より、またお付き合いが終わった後も、極秘扱いで管理致します。
• 弁護士さん、弁理士さん、公認会計士さんにおいても同様であるように、一般に士業は、暗黙的にこうした法的責務を負った上で日々の業務をしております。初期の段階から、安心してご相談頂くことができます。
• 明文化された秘密保持契約を希望される場合には、無論ご対応できます。
• NDAを交わしたり、秘密保持を宣言することは、行為としては難しくありません。しかし、そのお約束を確実に履行するために、様々な配慮のもとに体制を構築し、組織運営しております。このページ中に、いくつかを記載致しました。
• 業務において、インターネットを介して情報やデータをやりとりするケースが考えられます。当方はデータ転送、ネット会議システムほか情報システム全般を自社内ネットワークに設置されている自前のサーバーで運営しており、第三者のサーバー等を介して不正なデータ漏洩が起こらない通信インフラを構築しています。
• 技術士法では、秘密保持義務のほかに、信用失墜行為の禁止と、公益を確保する責務が同時に謳われています。これらとの兼ね合いを考慮に加え、適宜、当方の指針を決定し、行動してまいります。

お客様から頂く、よくあるご依頼の例

→ これまで、こういった事案に対応してまいりました。

結局、何ができますか？

以下に列挙致します。

1. 画像解析、リバースエンジニアリングなどの分析業務

• お客様から、データをご提供頂いて進める条件でも問題ございません。
• お客様のサンプルをお預かりして、撮像・スキャンから弊社でお引き受けすることもできます。弊社は受託分析の業界と関係が深く、サンプルのサイズや素材に応じた撮像等を依頼できるパートナー(企業)とのお付き合いが多々ございます。

2. 可視化画像、コンピュータグラフィックスや映像、立体模型の制作

• お客様のサンプル/データに基づいて、発表やプレゼンテーション、展示に効果的なオリジナル作品を制作できます。
• 立体模型につきましては、こちらのネットショップに置いてあります。例としてご覧ください。安価に外販しておりますので、お手元でご覧になりたい場合は、是非ご購入ください。

3. ソフトウエア・システム開発

• 三次元画像処理の自動処理や効率化を目指す場合、弊社では、開発基盤となる独自のRPAソフトウエアを保有しております。
• 弊社ソフトウエア製品に、機能追加・拡張するような開発も可能です。

4. 特定のテーマに関する研究、技術開発、調査/鑑定、技術コンサル

• 御社の研究開発に、私共の専門性が関係するかどうかご不明な場合も是非一度、ご相談ください。

5. 解析事例の制作、ドキュメントのご提供

• 弊社ソフトウエア製品をお持ちのユーザー様のために、お客様のデータを用いた個別の解析事例を作ってご提示することができます。
• 解析手順、解析結果のみかた、解釈の方法などを例示したドキュメントを制作してご提供致します。
• 定型化できる解析手順については、自動化・省力化するRPAスクリプトを開発してご提供するようなことも考えられます。

6. 助成事業に関するご協力

• 事業再構築補助金、ものづくり補助金、自治体等の助成金にご応募される中小企業の方、補助事業において、技術士がお役に立ちます！
• 技術指導や助言は当然として、御社の技術開発やプロモーションに関する「実務」をお引き受けできます。
• 掛かるコストの大部分は、専門家経費や謝金で賄うことができます。

どのように進めますか？

典型的な業務進行の例を以下に示します。

1. お客様のニーズをヒアリングするところから、業務はスタート致します。(無料。守秘致します)
2. 電子メールでやりとりする場合は、当方で様式をご用意しております。
3. ネット会議を用いて、初回の打ち合わせをする方法は、双方にとって負担が少なく、話が早く進みます。
4. 進め方や費用、納期、問題点等を検討して、条件提示させて頂きます。
5. 書面による秘密保持契約が必要な場合は、対応させて頂きます。
6. 不足する情報を収集して頂いた方が一般に良質な分析結果が得られます。追加的な情報をお尋ねする場合がございます。
7. 業務は適宜、社内スタッフで分担させて頂く場合がございますが、技術士が責任を持ってプロジェクトを監督し、最後に技術士が全体を総括、寸評を記し、押印した報告書をご提出させて頂きます。
8. お客様の専用Webサイトを制作し、ご報告書、技術資料、データ等を蓄積し、閲覧/ダウンロードできるようにしてご案内致します。認証を通過したユーザーのみがアクセスできるクローズドなサイトです。
9. 特別なソフトウエア無しに、Webブラウザで簡便に見られる可視化データを作ってWebサイトに置き、ご提供致します。

解析対象は何が考えられますか？

私共が未だ存じ上げないものも含めて、多種多様な対象物が考えられます。サイズ(分解能)はnmからmmまで、材質も様々です。過去に手掛けたもの、関連するキーワードを思い出せた分だけ、ランダムに列挙しておきます。

最初、どのようにコンタクトしたらよいですか？

Webフォームやお電話など。こちらをご覧ください。

面会して、相談できますか？

東京都新宿区にある私共のセミナールームで、お目に掛かることができます。ネット会議も随時、ご対応させて頂きます。頻繁に出張しており、タイミングによっては、お客様のサイトをご訪問できる可能性もございますので、お声がけください。

• 弊社セミナールームは、多様なエンジニアリングソフトウエアや装置、視聴覚設備、技術資料等を完備した、機密性の高い空間です。
• 社内に最新のインフラを構築しており、ネット会議でも、ご面会しているのと変わりない品質でミーティングやご説明が行えます。

できない/やれない業務は、ありますか？

ご回答致します。

• 技術士倫理綱領には、次の条文があります。「（有能性の重視）3．技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。」当職においても、当該テーマが私共の専門性を逸脱、あるいはクライアントが期待される成果に至ることが難しい場合は、その旨ご説明し、ご依頼をお断りする場合がございます。
• 言わずもがなではありますが、他の士業の業務範囲に関しましては、お引き受けできません。例えば、特許出願や異議申し立ての代理・代行は弁理士、弁護士さんの独占業務とされています（弁理士法第72条）。特許業務は弁理士、あるいは弁護士さんに関与して頂くことが必要です。当職は、特許出願等を前提とする技術開発や分析を支援する立場で、ご協力させて頂きます。
• ほかの士業の方や適切な専門家と、それぞれの範囲において、ご一緒に業務にあたることは可能です。
• 弊社は薬機法（旧薬事法）の業者認定を取得しておりません。弊社が主体的に医療分野で臨床応用されるような機器、ソフトウエア等を開発し、事業化するようなことは考えておりません。今後、認定をとる予定も無いため、本件に関係が深いご依頼は、原則的にお断りしたいと存じます。

	弁 { 私たちがたまに、ツルんでお仕事する場合があるのよね。
	理 { お互い協力して、プロとして皆様のお役に立ちたいものだわ。
	技 { 資格の認知度では、お二人に及ばないけど、専門性を武器に頑張るわ。

やりたくない業務は何ですか？

ご回答致します。

• お客様の個別的なテーマに深入りし、専門的な技能を生かしてプロフェッショナルとしての仕事をして、ニーズに沿った高いレベルのアウトプットをご提供することを信条としていきたいと考えております。単にお安く撮像し、データを提供してくれる、あるいは、IT業務を何でも安く頼める便利な業者とお考えになると、私共は恐らく役不足です。
• 業務アプリケーションの開発、Webサイトの制作、情報システムの構築など、私共の専門性と関係性が希薄な、一般的なIT業務は、社員が大勢いる他社さんの方がお安く機動的に対応して下さるように思います。

実績は？

支障の無い範囲で記載致します。

• 公開情報に関しては、タイトルのみですが、私共が携わって残してきた成果をresearchmapでご覧頂けるようにしております。
• 弊社論文集なる冊子を刊行しております。無料で郵送させて頂きますので、必要とされる場合は、ご請求ください。
• 民間企業が絡む案件は、殆どが非公開となっております。お察しください。
• 社会的影響の大きかった、記憶に残っている案件としては、次の3つがあります。

1. 知的財産権侵害訴訟に関するコンピュータグラフィックス動画像の解析
2. 研究不正に関する画像鑑定
3. 公共交通機関で起きた事故の調査委員会への協力

どんなメリットが得られますか？

私共が裏方として働いた結果、過去に関わったクライアントの方々におかれましては、このような経過を経て、多くが現在もご活躍中です。

• 企業の新製品/新技術開発、品質改善、問題の解決、特許出願、事業の成功
• 技術や製品の普及、認知
• 人や組織の育成
• 学者さんや学生さんの論文執筆/投稿/掲載/受賞、学位の取得、予算獲得
• 関わった方々の採用、出世、社内での表彰など
• プロジェクトの成功、国プロの場合は国家の科学技術/産業政策への貢献

契約・取引方法は？

色々なケースが考えられると思いますが、どんな場合もお取引が可能です。下表にまとめておきます。「NVS」は、技術士が勤務している日本ビジュアルサイエンス株式会社を意味します。

地方・海外でも対応できますか？

日本全国、場合によっては、海外も対応させて頂きます。外貨でのお支払いも問題ございません。なお、実務には関係しませんが、技術士は日本国内のみで効力を持つ資格です。

無報酬のお仕事を引き受けられますか？

当面の間、控えさせて頂きたいと存じます。勝手を言って、誠に申し訳ありません。