Time Series オプション

ts_icon_181016_2_128.png三次元画像を3D +時系列=4D で可視化することができます。

X線CT などから得られた断層画像をボリュームレンダリングにより二次元 / 三次元的に可視化するソフトウエア「ExFact® VR」に別売りで機能追加できるオプション製品です。

機能と特徴

  • 時間的に変化する試料を撮像した一連の3D画像を読み込み、変化を観察できるように可視化するオプション。
  • 変化していくデータを重ね合わせた(MIP)画像を作成し、変化を一目で観察できます。
  • データの変化を差分、色分け画像を作成して比較できます。
  • VR-VRムービー書き出しに、視点操作に加えて時間操作(変化の連続切り替え)が追加されます。

時系列データの読み込み機能

  • 時系列をなす複数の3D 画像データを位置合わせしながら読み込むことができます。

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インポート時に、前後の時系列データ同士を赤と青で色分けし、重ね合わせて表示しながら位置調整ができます。

輝度が一致している部分が白で表示されます。

時系列データの差分表示機能

  • ラベルデータを利用して、時系列の変化を一度に表示することができます。
  • また、2つのデータを色分けして重ね合わせ、差分を見ることもできます。

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▲ラベルによる色分け、一括表示の例

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▲各時点を重ね合わせて表示

ラベル情報に各時点のデータを埋め込み、基準となる時点のデータに読み込ませることで、1 つの画面にいくつもの時点のデータを表示できます。

もちろん、各時点の表示/非表示も切り替え可能です。

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▲色分けして重ね合わせた例

時系列の2つの時点について、それぞれを赤、青に色分けして重ね合わせて表示します。

同じ輝度を持つ部分が白で表示され、それ以外の部分を見ることで、変化の様子が分かります。

時系列データの統合管理機能

  • 時系列の中でデータの設定を統一し、管理することができます。

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▲ LUT を統一し、表示条件を揃えて並べた時系列データ

時系列のデータを読み込むと、別々の3D 画像データがひとまとまりのものとして管理されるようになります。

これにより、データへのアクセスがコマ番号で指定できるようになったり、LUT の設定を統一することができるようになります。

掲載した画像は、弊社イメージング用試験機Dynamazing 150 を使用して、X線CTにてタバコのメンソールがつぶれる様子を撮像したものです。

VR-VR ムービーの時系列対応

  • 書き出したVR-VRムービーで時系列の変化を観察できます。

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VR-VRムービーは回転、クリッピングなどの2つのパラメーターを操作できましたが、第3のパラメータとして、時間を進める/戻す操作が可能になります。